『買い手と売り手の攻防の「変化」を察知し、トレンドの「先行期」をいち早くキャッチする
【天から底まで根こそぎ狙う「トレンドラインゾーン」分析】 ──市場参加者の意識の「総和」を捉える勝負思考』
著者/野田尚吾
発売日/2023年5月15日
定価/本体3,080円
トレンドラインはトレードをしている人であれば何度も聞いたことがある言葉でしょう。実際、有効なツールです。
ただ、トレンドラインとひとくちに言っても、ヒゲとヒゲを結ぶ人もいれば、ヒゲと実体を結ぶ人もいるなど、人によって表示の仕方は変わってきます。当然、その状態で市場参加者の意識の総和を捉えようと思っても無理があります。
そこで登場したのがトレンドラインゾーンです。これは、トレンドラインを平均化したものです(詳しくは本書で)。平均化する(均す)ことで、ダマシを極力回避。結果、相場の状況を正確に読み取りやすくします。
トレンドライン(ゾーン)は、引けば良いというものではありません。引く場所を選びます。それが「際」です。「際」の説明は本書に譲りますが、簡単に言えば、最高値や最安値のような、買い手や売り手の最終防衛ライン(陣地)です。
「線(ライン)」ではなく、「面(ゾーン)」を表示して、買い手と売り手、どちらの陣地に変化が起きているのかをいち早くキャッチし、その変化の初動に乗って利益を増やしていく。これが本書で紹介しているやり方です。
「際」を狙うことの意義は、以下の2つにあります。
「際」から「際」まで狙っている以上、それが実現できれば大きな利益になります。 ただ、大事なのは後者の考えです。「際」を狙って勝負している以上、もしもそれが否定された場合は「即撤退」ということがわかります。引き際が明確なのです。 トレードでは大きく稼ぐことも大事ですが、それ以上に、資産を守ることも大切です。
やるべきことはとてもシンプルです。「際」にトレンドラインゾーンを表示して、その変化を「ブレイク&リターン」で確認するだけです。 トレードはギャンブルではありません。正しく練習を積み重ねれば、その道は開かれます。
FXトレーダー
副業アカデミー「FX講座」担当
2004 年に塾講師のアルバイトで貯めた資金で株式投資を始め、2010 年から FX トレードをスタート。
資産を増やせても、コツコツドカンを繰り返し、思うようにいかない状況の中、トレンドラインを平均化するトレントドラインゾーンという概念で、日足ベースの「際」を 捉えるトレードスタイルに変えたところ、成績が安定。塾講師の経験から、人に教えたりテキスト作成するのが好きになったこともあり、知り合いに頼まれFXトレードを教え始める。リアルトレードを始めて1ヶ月目で70%の利益、1回の取引で700pipsの利益を叩きだした会員も輩出。
現在は、自らが編み出したやり方だけでなく、相場の原理原則を教えている。
著書に『FXチャ-ト最強実戦集まずは副業で月10万! 』(ぱる出版)『3000万円大損したボクが月300万円稼げるようになった 世界一シンプルなFX』(SBクリエイティブ )がある。
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とても見やすいのでご活用ください。原寸大カラーチャート以外にも補足説明と練習用チャートなどついています。
・原寸大カラーチャート
・第5章 P325の続き 練習4の補足
・第5章 P349の続き 追加補足
・第5章第4節まとめ 練習問題
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